日曜日は大分にいけない変わりにユースの試合を観て来た。東京の試合が大分であったということもあり、週末に東京以外のサッカーの試合(バレーに行った人もいるかもしれないのだが)を観に行った方も多いかと思われるのだが…個人的には東京(トップチーム)以外のサッカーの試合を見るのは大いにありだと思うんですよね
東京のサッカー以外の試合を見ることによって東京の良い点や悪い点が明白になる場合もあるという可能性があるので…
それと…東京の運営している他のチームを見ることによって、東京全体のコンセプトみたいなものが見えてくる場合がある。練習方法が同じだとか試合に対するアプローチが同じだとか、逆に選手ありきの戦術で、トップチームとはまったく違う顔が現れるのかもしれないのだが
東京のユースの試合に関しては今年はこれで2回目なのだが、思いっきり衝撃を受けたのでその辺の話を
東京も浦和もトップチームと同じ戦術を採用していた。
東京は4−2−3−1(4−3−3だと思っているのだが)と4−4−2の併用。一方の浦和は3−5−2
東京は5宮阪8井澤10大竹の3人で中盤を支配していた。そこから9岡田に当てる戦術を採用。中盤は去年の主将中野という絶対的な中盤がいなくなった代わりに3人のバランスのよさで勝負。阿吽のコンビネーションでほとんど隙を与えることがない。その辺までは東京のトップチームと一緒だけど違うところもあった
9岡田は1トップもしくは3トップの真ん中をつとめるには正直背が高くない。だけど彼の特性を利用して、浦和のDFラインの後ろを狙う戦術にして、かなり機能していた。DFは後ろを取られたくないのかかなり浮き足立ち、そこを大竹と井澤が前線に絡むことで、かなり浮き足立たせていた。
そして世間一般的に言えること『3バック対策は3トップの採用』という現代サッカーの常識を東京のユースの子達は実践して見せた。
東京のトップチームは3バックに関して必ずしも得意ではないのだが、岡田が攻めあがる時に両翼の25番と28番の2人が3バックのうちの2人をクギヅケにすることにより数的優位を作っていた。
ルーカスが攻める時に両翼(石川と栗澤もしくは規郎)の動きに関してはユースとはいえ侮れない気がした。
そして…だからこそ、途中から25番から7番に変わって4−4−2に変わってから(変わったように見えたのだが)攻め手がなくなってしまった感じがしたのは残念でならない。まぁそれは息切れだったのかもしれないのだが…
後は、もしかしたら基本的なのかもしれないのだが、両サイドバックが上がった時に両ウィングの選手が上がるだけではなく、逆にスイッチしてサイドバック的な動きをしていたような気がする。それはキーパーや周りの指示により行えていた気がするのだが…もちろんサイドバックとウィングの2人で数的優位を作っている時もあった。両サイドに思いっきり開く時と中に絞って攻撃する時、様々なバリエーションがあった
確かに相手はプロではないとはいえ、個人個人の力は正直極端にはないのだが、他の選手の長所を出すための動きがしっかりと出来ていた…
って言うかなんでトップチームにそれが出来ない?