本音を言うんだったら、一人でも多くのサポーターが足を運ぶことがプラスになるかどうかの違和感は感じている。
村林さんのファンクラブ通信にもかかれていたように、東京のゴール裏文化は必ずしも常に中心地の人々が他の人に対して手を差し伸べるものではない。だから所謂他の場所にいる方々は、情報に関しては教えを請うものではなく、大げさに言うならば自分の身を削って東京の試合を観戦し、戦うことによって常識と言うものは身についているとも思ったりはする。
つまり、自分の常識が相手の非常識の可能性があったとしたら、注意を促す必要はあるのかもしれない、しかしそれは必要最低限で充分だとも思っている。
FC東京が最初のタイトルを獲る戦いが近づいている。もし、チケットが簡単に手に入るとすれば、どれくらいの人が足を運ぶのであろうか?そう思いながらも、私がサイトを開設する直前の長居のセレッソ大阪vs川崎フロンターレの状況を知っているために一人でも多くの人が足を運ぶように促すことに関しては違和感を持ちつづけている。
私はあらちゃんや東京闇鍋の方々ほど性格は素直ではない。優勝と言うものを期待していた方々の優勝が達成できなかった時の反発感はすさまじいものだと言うことも理解している。
2000年ファーストステージ最終節の状態で、後Vゴールででも勝てば文句なしで優勝と言うところまで手が届きながらも、今現在まで優勝争いどころかJ2に降格し、今またJ2に落ちると言うところで戦っている現実は…必ずしもあのときの情景の反動が起きているとも私は思っているのだ…
優勝するために必要なのは一人でも多くの観客が足を運ぶことなのか?
対戦相手は浦和になってしまった。数年前の浦和だったらそんなに怖がったりはしない。例え5万人以上浦和のサポーターで埋め尽くされたとしても、それが大きな反動となり、浦和の勝利のための妨げにもなってしまう集団であったから。
でも…今の浦和は違う。5万人以上の大サポーターになったとしても必ず浦和にとっては大きな味方で相手チームにとっては大きな壁になることは間違いない。それは認めなければいけない事実だと思う。浦和のゴール裏は決して目標ではない、とは言え彼らの強さを認めなければ、ファーストステージの二の舞になってしまうと言っても言い過ぎではないであろう。そして浦和が本気でチケットを取りに言ったら4万人以上は簡単にゲットしてしまうと思っている。例え相手が東京だとしても…
味の素スタジアムで行われたセカンドステージホームジャックを阻止したから勝利をもぎ取れたかはわからない。そして前に述べたように一人でも多くの東京支援者が足を運ぶことが必ずしもプラスになるともわからない。しかしセカンドステージ唯一の黒星をつけた我々は唯一といって良いほど浦和のサポーターをバックにして戦いつづけたと言えるであろう。しかしこれだけは言わなければならないが、何もしないで指をくわえて待っていて、チケットが簡単にゲットできるほど浦和レッズは甘くないと言うことである。
そして…この試合に限っては、監督原博実にとっても一世一代の出来事なのである。古巣浦和を相手に真っ赤に染まったスタジアムは少なくても埼玉スタジアムと駒場スタジアム以外では見たくは無い。だから、今回は大きく賛同します。利益とかそういうのを別問題として。準優勝は絶対に嫌だし、それが浦和の引き立て役になるんだったら文句なしで嫌だ…個人的な怨念はあるのだが『浦和にだけは絶対に負けたくない!!!』