リーグ戦のホーム成績1勝2敗7分けと言う結果をどのように考えるか?
一言で言えば、完敗。忘れ去って次に戦うために前を向けば良い。といえるかもしれないが、硬い言い方をするのであれば、次の一歩目を正しく踏み出すためにこの敗戦というものは忘れてはいけないと思う。
ツィッターでもつぶやいてしまったが、くしくも3年前の夏ごろに対戦相手である広島(その時は5−1で東京が勝利でビックアーチでの試合であった)と逆転したような試合のように感じた。
個人的には、この試合の1敗は大きなマイナスを意味していると思う
・セレッソ戦の惨敗を払拭できなかったこと
・今年ホーム無敗を直前の試合で名古屋に粉砕された後の試合であったこと
東京はセレッソほどではないにしても、今年は守備を持ち味にしたチームであることその東京は今年4失点という数字は森重の退場があったとしても、そのショックのでかさはあるはずである。そして、今年カップ戦やスルガカップも含めてホームでは無敗であった東京にとっても同じ…勝てないなりにも負けなかった東京はある意味勝ちに行くためのきっかけになるか?それとも逆に負けなかったというすがっていたものの崩壊はもしかしたら相当でかいものになるかという意味でね
そういう意味では今回多少苦手な相手である広島であったとしても…
負けた要因は大きく見て3つあると思う。
一つは広島のメンタリティ。同じように3連敗していた広島であるが、試合後の広島選手のコメントにもあったが去年もこのような場面は経験している。そういう意味では苦しいがいつかは浮上できると言う(特に去年は3連敗の後に上昇気流に乗れた)根拠のない根拠が聞いたかどうかは別問題として、良い頃の広島のサッカーではないが、それでも広島らしさは残っていた
次の一つだが、一言で言えばムービングしていなかったという感じであるし、さらに最後の一つとして負けないサッカーから勝つためのサッカーをするために次の一手を打つ際に攻撃面の改善以上に守備面の崩壊というマイナス面が目立つと思う
適材適所であったかどうかは別問題として、徳永はサイドバック。今野はボランチ。平山をFWに戻し、松下も攻撃MFにした。(後は椋原のセンターバックか)それでも前節からわずか2日で5人の選手のポジションをいじったのはでかかったのかもしれない。
今野・椋原・徳永・松下と4人は直前までとはまったく違うポジションだから、なおのことだと思うのだが、まぁ…もう少し時間があれば、結果は異なるものになったのかもしれないが…そういう意味で苦手な8月の最後を締めくくる神戸戦。その後の9月は10位以下の対戦が目白押しである。
そういう意味で、自分達の理想のサッカーにこだわるか?それとも、勝つためにそのサッカーを捨てて悪い言い方をすれば泥水をすする思いをして勝ち点を積み重ねるか?
どっちが正しい答えかなんてわからない、後者を選んだ日本代表は成功とはいえないかもしれないが、想像以上の成績を残した。それが監督と東京の未来に響くかといえばそれは違うと思う。そういう話は戦いが終わってから判断すればいいとは思う。
だけど、一番大事なのは、迷わないこと方向性だけはぶれずに一歩目を踏み出して欲しい。それが積み揚げだとしても、壊す作業だとしてもね
その上で思ったことは2つ
再開直後に思った直感、大黒と”今の”石川があわないんじゃないの?という話。それは今の時点までで評価するんだったら残念ながらあっているような気がする。もちろんどっちかがベンチにいなければいけないなんて皮肉を言うつもりはないが、2人が輝いたプレーを見たいのであれば、お互いの持ち味を出すためにしなければいけないことをもう少し考える必要がある。
後、やっぱり磐田戦の後の監督のコメントが頭の中からはなれない。今野の適正ポジションがボランチか?センターバックか?新潟の監督をしていたときに反町さんが梶山と今野はもしかしたら日本代表のダブルボランチを形成するかもしれないと絶賛したボランチの姿はなかった。
思うに、今の東京にはケリーやユータ・ルーカスのようなトップ下の選手がいない。ショートパスを好む(ように思える)梶山と今野のコンビでは前に推進する力は足りないような気がした。